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「今さら」だってさ遅くはないんだよ    「間に合わない」とさ 決めつけていないで


by mariko_bloom
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わたしタチ、覗き隊?

20時過ぎ。
夕食を済ましたわたしは、
何をしようか、ボォっと考えていた。
そんなときに
ドアをドンドンドンと叩く音が鳴った。
わたしの部屋に訪問客が来たらしい。
その訪問客が誰か、想像はつく。
…ドアを開けると、予想通り、友達が立っていた。

「早く来て!屋上で花火が見える!」

『何のこっちゃ?』
と思ったけれど、友達が急かすから
わたしも急いで部屋を飛び出し、階段を上った。

屋上は、相変わらず真っ暗で段差も分からない。
足元に注意しながら、必死に走る。

ようやくフェンスに近づいたとき、友達は指を指した。
友達が指差した先は、明るく光っていた。

そして、いいタイミングで小さな花火が夜空に打ち上がった。
PLや淀川と比べるとカナリ小規模な、そんな花火。
でも、予想外の花火にわたしタチ二人は喜んだ。
「すごいね」「うん。何の花火だろうね?」
きっと町内会とか、小さなお祭りの花火だろう。
その不意打ち花火は、友達が携帯を取り出しているうちに
シュルシュルシュル…と終わりを迎えてしまった。
それは、あっけない終わり方で、何だか笑えた。

花火が終わってもわたしタチは、その場を離れなかった。
『花火の余韻に浸りたくて…夏の夜風が心地良すぎて…』

屋上で友達と話すのなんていつ以来だろう?

『夜の屋上』その情景に自分自身で酔っていた。
…しかし、その酔いはすぐに醒めた。
原因は、目線のすぐ先にある男子寮。

ウチらの女子寮の隣には、正体不明の男子寮がある。
寮の安全性なんて保障されたモンじゃない。
しかも、この男子寮。中は丸見えなんですね…。
というわけで、酔いから醒めた我らは、覗きをスタート。

「あ、あの屋上にいる人かっこ良さそう…」
「えっ左の人?チョット微妙じゃない?」
「いや、アレは絶対にかっこええで」
「そうかなぁ…あ★あの人脱ぎ出した!」
「ほんまや…笑 かなりキモイなぁ…」
「うん…間違ってんなぁ…却下やわ」

そんな会話が約30分程続けられた頃、
男子寮の人に気付かれてしまう。
ついに見る側が見られる側になってしまった。
「やばい…覗きって思われる…」
「じゃぁ目そらしとこう。見てません風に」

とりあえず、場所を移動したり携帯見てるフリ。
絶対に目なんか合わせたくない。勘違いされる。

青春真っ盛り19サイのおなご二人は、
なんとかそのピンチを乗り切った。助かった。
でも、友達は悔しがっていた。
「あぁ…仲良くなるチャンス逃したぁ!!!!」
まじかい!彼らと交流を望んでたんスか!

わたしはムリだにゃ。
男子寮の中身は、想像通りだったから。

みんなドタバタ走り回ってて騒がしかった。
上半身裸率が高くて、見る度に肌色だった。
そして、部屋にいる人は真面目クン。

わたしは寮より一人暮らしな人が良いッス。笑
by mariko_bloom | 2005-08-27 23:35 | 日記帳